「これだ!これだ!!
 目に焼き付けろ!!
 これが!オルフェーヴルだぁぁぁ!!」




概要




オルフェーヴルとは、↓大体こんな馬↓

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse49/in...

日本の競走馬、種牡馬である。
史上7頭目の三冠馬となり、その後も紆余曲折ありながらGI6勝を挙げた。

名前の由来は父・ステイゴールドから。フランス語で【金細工師】を意味する【Orfèvre】と名付けられた。うーんカッコいい。
春秋グランプリ連覇を果たしたドリームジャーニーは全兄。
性別
毛色栗毛
生年月日2008年5月14日
現役年2010年-2013年
ステイゴールド
オリエンタルアート
母の父メジロマックイーン
生涯成績21戦12勝
獲得賞金15億7621万3000円

競走馬として

GI6勝

  • 2011年:皐月賞、東京優駿*1、菊花賞、有馬記念
  • 2012年:宝塚記念
  • 2013年:有馬記念

ウマ娘名前誕生年性別備考
ブエナビスタ2006スペちゃんの娘・牝馬2冠
オルフェーヴル2008三冠馬・凱旋門賞2着2回
ロードカナロア2008香港スプリント連覇
ゴールドシップ2009オルフェの半弟
モーリス2011香港3勝
グランアレグリア20163歳牝馬世界一
※7勝以上の名馬たちはこちら

衝撃の新馬戦〜スプリングS

8月14日に新潟競馬場の芝1600mでメイクデビュー。鞍上はズッ友のIKZEこと池添謙一。
出走前にいきなり立ち上がると、パドックでは制御が効かず2人掛かりで曳き、レースは直線でモタれ勝利を収めたもののゴール後には池添を引き摺り下ろすという見事な仕上がりを見せた

しかし、当たり前だが気性難すぎてしばらくは連敗を続ける。
10月3日の芙蓉Sは2着になるものの、11月13日の京王杯2歳Sでは10着と惨敗。
この結果を受けて、兄弟制覇のかかっていた朝日杯FSは欠場することに。クラシック戦線、特にダービーに向けて特訓の日々が始まった。

迎えた3歳、1月9日のシンザン記念では2着、2月6日のきさらぎ賞では3着になるものの、走りに手ごたえを感じる。
そしてついに3月26日のスプリングSでは念願の重賞初勝利

オルフェーヴルと騎手池添と調教師池江の、兄ドリームジャーニーが果たせなかったクラシックへの挑戦が始まるのだった――

第71回皐月賞

中山競馬場が東日本大震災の影響で使用不能となっており、代わりに東京競馬場での開催となった。という事で左回りになったが、兄ドリジャが左回りを苦手としており、オルフェも左回りの京王杯2歳Sを大敗していたため、10.8倍の4番人気と評価はまあそこそこだった。

ちなみに…


が、1番人気のサダムパテックを3馬身突き放して圧勝
池添も「兄貴が取れなかったクラシックを取れてめっちゃ嬉しいです!」と大はしゃぎしていた。
JRA公式映像


第78回東京優駿

当日は台風に見舞われ、鬼の不良馬場に。安定感のない走りをすることもあり、1番人気ではあるが3.0倍とまあそこそこ。
空模様と同様、何か波乱が……

――起きませんでした。

直線でナカヤマナイトに接触するも、持ち前の末脚を炸裂させ、2着のウインバリアシオン1と3/4馬身をつけて圧勝。3着にはさらに7馬身差もつけるなど、堂々の二冠目となった。

ちなみに…

JRA公式映像


第72回菊花賞

夏の放牧後、三冠の前哨戦として神戸新聞杯に出場。圧倒的強さを見せつけ2着のウインバリアシオン2馬身半差をつけて重賞4連勝を飾った。
なおこの時は先行でレースを進め、横綱相撲を披露した。

迎えた菊花賞、単勝支持率58.28%の1.4倍と圧倒的な1番人気に。三冠への期待が大きく掛けられていた。
池添もめっちゃ緊張していたらしい。当たり前か。

スタート直前、ゲート内でなんとオルフェではなく隣のサンビームが暴れ始めるも、特に影響はなかった。
最初の第3コーナーで行きたがる気配を見せたが、池添がしっかりと手綱を握り中団をキープ。
最終直線で一気に抜け出し、後ろからウインバリアシオンが猛追するも一蹴し2馬身半差をつけてゴールイン。
史上7頭目のクラシック三冠馬の栄冠に輝いた

さらに池添も32歳3か月1日で史上最年少の牡馬三冠ジョッキーとなり、快挙に次ぐ快挙を成し遂げたのであった。

ちなみに…

父・母・および母の父のすべてが日本生まれの三冠馬は史上初であるため、「日本近代競馬の結晶」と言えばディープが上がるのだが、真の「日本近代競馬の結晶」はオルフェーヴルと言っても過言ではない。

ちなみに…

さらにさらに、池江は父の池江泰郎が三冠馬ディープのトレーナーなので、史上初の親子で三冠トレーナーとなった。

なお、池添が迂闊なガッツポーズをせずに警戒していたにもかかわらず、オルフェは外ラチに突撃し池添を振り落とし柵に投げつけた。大事には至らなかったが、池添は相当に痛そうにしていた。
実況の岡安も「こんな三冠馬は初めてです」と驚愕。
そんなこんなでオルフェは【激情の三冠馬】【金色の暴君】というカッコいい二つ名がつけられ、浸透していった。

JRA公式映像
関テレ(岡安アナ実況版)


第56回有馬記念

12月25日のクリスマスではなく有馬記念。
現役最強馬であるブエナビスタの引退レースでもあり、ドバイを制したヴィクトワールピサ、トーセンジョーダンエイシンフラッシュ、ヒルノダムール、ローズキングダム、ジャガーメイル、アーネストリーなど、GI馬が9頭も集結する豪華絢爛有馬記念となった。
これにはオルフェ陣営も現役最強の称号獲得に並々ならぬ意欲を燃やした。

レースではスタートでやや立ち遅れ、最後方付近の内ラチ沿いという苦しい位置取りに。
しかし第2コーナーで馬群の外へ飛び出ると、残り700メートル付近から徐々にポジションを上げる。大外を捲っていき、並み居る名馬をごぼう抜き。2着と4分の3馬身差で堂々勝利
ナリタブライアン以来の3歳四冠を果たした。

ちなみに…

さらに、2009年にドリジャも勝利しているので、史上初の兄弟制覇となった。

レース後あたりから雪が降り始め、表彰式はめっちゃ寒そうな幻想的な中で行われた。


重賞6連勝&G14連勝の功績を称えられ、JRA賞年度代表馬および最優秀3歳牡馬に選出された。

JRA公式映像


第60回阪神大賞典

おそらくこれがオルフェの最も有名なレースだろう。
とにかく見てくれ。




🤔???

終始掛かりっぱなしであり、案の定どっかへ行く始末。何が起こったのか、実況、観客、他の騎手、だれもが分からない中レースが進む。しかし、負けたくない気持ちが湧いたのか、ここから大激走を見せあわや1着かという追い込みを見せる。
1着のギュスターヴクライを半馬身差捉えきれずに2着になったが、とんでもねぇ走りを見せつけられたすべての人が困惑するしかなかった。
オウケンブルースリの安藤勝己騎手は大逸走してもなお戻ってくるオルフェーヴルを見て「戻ってきおった!?」と叫び、ギュスターヴクライの福永祐一騎手はゴール後に横から現れたオルフェーヴルをガッツリ二度見

騎手たちにもオルフェらしさを見せつけた【阪神大笑点】として、今もなお語り継がれている。

ちなみに…


オルフェーヴルはG1馬では前代未聞の調教再審査が下され、池添は最終直線で斜行したと判断され過怠金10万円の処分を食らってしまった。

第145回天皇賞(春)

なんやかんやあったが再審査には無事合格。予定していた天皇賞(春)には出場できることになった。

が、ご自慢の末脚は鳴りを潜め、見せ場なく生涯最低着順の11着に沈んだ。
2戦連続での大失態に、競馬ファンから「オルフェ終わったな」の声もささやかれるように…。ちょっと気が早くない?

JRA公式映像

最長距離の春天を大逃げかまして逃げ切ったビートブラックくんもめっちゃすごかったからぜひ見

第53回宝塚記念

なんやかんやあったが宝塚記念では最多得票3.2倍の1番人気と、三冠馬の人気はまだ翳ってはいなかった。

池江は最後の最後まで「息遣いが荒く中身ができていない」「正直時間が欲しい」「走りに満足できない」「7割程度の出来」と信じられないほどの弱音を吐くまくり不安を見せていたが、このファンからの支援を見て「1位の重みを感じています。今回、もし2位や3位だったら、早々に“秋に備えて(回避)”と考えていたところでした」と腹を括った。まだちょっと弱気な感じもするけど

レースが始まると、大笑点のオルフェは何だったんだと言わんばかりに落ち着いた走りを見せる。
直線ではご自慢の末脚を披露し、2着と2馬身差つけて復活を見せつけた

さらに、2009年にドリジャも勝利しているので、史上初の兄弟制覇となった(2年連続2回目)。

また、テイエムオペラオーに次いで史上2頭目の4競馬場*2G1制覇を達成。4歳になる年の6月までに達成するのは現在も最速記録である。

ちなみに…


JRA公式映像


2度のフランス遠征

詳しくはこちらにて。

ちなみに、前哨戦に当たるフォワ賞(G2)は連覇してます。

2012年の凱旋門賞後、池江は「自分の技術が世界レベルになかった」と反省の弁。スミヨンもパーティーで涙を見せたという。
またまさかの乗り代わりを食らった池添も「いつもだったら絶対潰れてるくらいの量の酒を飲んでも全然酔えないくらい、本当にショックだった」と語った。

さらに2013年の凱旋門賞にあたって、池添は現地での経験を積むために2か月も前乗りした。
しかしいきなり来た外国人騎手に馬が回ってくるはずもなく、さっぱり経験を積めずに本番が迫る。結局、前年同様にスミヨンが騎乗することに。池添は涙の帰国となってしまった。

第32回ジャパンカップ

2012年の凱旋門賞から帰国後、騎手は池添に戻り臨んだジャパンカップ。
牝馬三冠を達成したゴリラジェンティルドンナの参戦も決定したため、ジャパンカップでは28年ぶり2回目の三冠馬対決が実現。他にも凱旋門馬のソレミアとの再戦、香港を制したルーラーシップ、秋天で復活勝利を挙げたエイシンフラッシュ、春天1着のビートブラック・2着のトーセンジョーダンなど、大いに盛り上がる顔ぶれとなった。

ちなみに…


レースでは最終直線で事件が起こる
前で逃げるビートブラックをジェンティルドンナと並んで猛追。
柵柵柵柵柵
 ジ ビ
 オ
↑こんな感じで進路がなくなってしまったジェンティルドンナは、なんとオルフェを弾き飛ばす形でビートブラックの前に出る。(通称:ゴリラジェンティルアタック)
最後は壮絶な叩き合いになるが、牝馬に滅法弱いオルフェはハナ差惨敗を喫する。
ゴリラジェンティルアタックが妨害行為ではなかったのか、20分にも及ぶ審議の末、入線通りの決着となった。

フランス遠征のダメージの影響も鑑みてこの年は有馬記念を回避。
宝塚記念の1勝だけだったが、フランスでの活躍もあり、最優秀4歳以上牡馬に選出された。

JRA公式映像


第58回有馬記念

2013年の始動は産経大阪杯。エイシンフラッシュを下し、1.2倍の圧倒的な支持に見事応えた

凱旋門賞のリベンジを果たすべく、距離の長い春天は回避。
宝塚記念には出場予定だったが、運動誘発性肺出血(EIPH)を発症したため、治療のために欠場となった。

ちなみに…


フランスでは最強牝馬トレヴに完敗し、史上初の日本&欧州以外の出身馬による凱旋門賞制覇は成し遂げられなかった。
なお、フランスでの調整中に帯同馬ブラーニーストーンに蹴られて鼻血を出すというアクシデントに見舞われた。かわいそう。


そんなこんなで、陣営は有馬記念を引退レースに設定し、それに向けた調整を行った。
この年の有馬記念は、ジェンティルドンナエイシンフラッシュ、キズナ、エピファネイア、メイショウマンボ、ジャスタウェイといった有力馬が次々と出走を回避。最大のライバルは半弟のゴールドシップのみだった。一応G1馬にトーセンジョーダンがおりジャパンカップでも3着と好走はしていたが、それ以外は惨敗続きだったので5番人気に甘んじていた。
そんな背景もあり、1.6倍と圧倒的1番人気に支持された。

レースではこれぞ三冠馬という走りを披露。
最終コーナーで早めに抜け出すと、直線では誰の手も届かないところまでぶっちぎり、2着のウインバリアシオン8馬身差を付けてゴールイン。
強すぎる!!これがラストランとは思えない!!!!

ちなみに…


レース後の騎手インタビューで池添は「僕はオルフェーヴルが世界一強いと思います」と発言。すげー分かるぜ…

2013年も有馬記念の1勝だけだったが、フランスでの活躍もあり、最優秀4歳以上牡馬に選出された(2年連続2回目)。
また、2015年にはJRA顕彰馬に選出された。

JRA公式映像


種牡馬として

ラッキーライラック、マルシュロレーヌ、ショウナンナデシコ、ウシュバテソーロなど、G1馬を輩出しているが、未勝利すら抜けられない産駒も大量にいる。「当たればデカい(当たらない)」ギャンブル性の高い種牡馬となっている。
ただし最近「ダート先行が強い」と判明してきた為、これからどんどん評価が変わる可能性も。

また変わり種として、体重が300kg台の超ミニマムアイドルホース、メロディレーンちゃんもオルフェ産駒である。
なおメロディレーンは大人しく真面目なイメージが強いが、柵を食い始めるなど、オルフェ産駒だな…と思わせる気性を見せている。

その他エピソード

病気の少年

ラストランの有馬記念に向けて粛々と調整を行っていた最中、騎手クラブを通じてとある少年から手紙が届く。なんと「僅か5歳で難病に苦しんでおり、余命幾許もない。大ファンであるオルフェと池添コンビに死ぬ前に会いたい」という衝撃の内容だった。

池添には当時4歳の娘がいたこともあり、何が何でもその少年とオルフェを合わせてあげようと、オーナーや牧場などのありとあらゆるオルフェ関係者にお願いをし、少年を招待することを実現させた
さらに当日には勝負服を着てオルフェに騎乗した姿を見せたのだった。
オルフェは関係者であっても撫でようとすると噛みつこうとする馬であるが、この時ばかりは大人しくいつまでも撫でられ続けていたという。

しかし、その後最悪の知らせが届く。
有馬記念のわずか2週間前、その少年はオルフェの出走を待たずして亡くなってしまったのである。
池添は3年後にこのことをインタビューで明かすのだが、声を振るわせ、詰まらせながら語った。

天国の少年の為にも絶対に負けられない有馬記念が始まるのだった……。


これたぶん育成ストーリーで語られると思うのでぜひ覚えておいてください。

謎のマスクド三冠馬

ウマ娘の初期の初期、原案&ティザー映像だった時代にオルフェと思しきデザインが挙げられていた。(声は現フジキセキ役の松井恵理子と表記)


ビジュアルと声以外何の設定も明かされていないが、普段は控え目でレース中に豹変するところからオルフェと考察された。
さらに実装を待ちきれないファンたちがどうせ実装されないからキャラ付けをしても平気と2次創作を開始。
  • 😷の絵文字でオルフェを表すことが多い
  • 語尾が「ッス」
  • いじられ役
  • ボリクリのように見た目だけで怖がられる
  • チーム池添の後輩ポジション
    • カレンチャン*3を「姉御」呼びする
    • カレンチャンに無礼を働いたり、お兄ちゃんをNTRしようとしたりと、余計な事をして「おはなし(意味深)」させられる
      • 実際にはカレンチャンとの接点はなく、「主戦騎手が池添である」というだけの完全なる二次創作なので注意。実際のオルフェのボス馬はトーセンジョーダンである
  • チーム三冠馬で先輩たちに圧倒され胃を傷める

😷「大体こんなイメージになっているッス」
😷「絵文字ないとバンブーメモリーさんと区別がつかないッスね」

豹変

白老ファームスタッフの石垣節雄によると、産まれた時はまあ普通な感じでずば抜けた感じもなかったらしい。
その大したことのなさは周りの馬も感じていたのか、いじめられっ子ぼっちだった。
また池江はドリジャの弟が来ると聞いてどんなやべーやつが来るのか冷や冷やしていたところ、来たのは大人しくてなんか普通な馬だったので肩透かしを食らったという。

な お 新 馬 戦


また、惨敗した春天のレース後、池江が敗因の一つにメンコをしていたことを上げており、池添もオルフェにメンコが合ってないという旨の発言をしている。メンコのせいで大人しくなり過ぎたという可能性を指摘していた。

マスクを外すと豹変する、という初期のティザー映像は、以上の事を総合したキャラ付けだと予想できる。

池添に会いたい説

池添を何度も振り落としているオルフェだが、どうやら池添の事は大好きらしい。
なので、「背中を跳ね上げるとなぜか知らないが大好きな池添が降ってくるから池添を振り落としているのでは?という説が提唱された。

↓めっちゃ仲良しですね



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