2013年の始動は産経大阪杯。
エイシンフラッシュを下し、
1.2倍の圧倒的な支持に
見事応えた。
凱旋門賞のリベンジを果たすべく、距離の長い春天は回避。
宝塚記念には出場予定だったが、運動誘発性肺出血(EIPH)を発症したため、治療のために欠場となった。
ちなみに…
この時の宝塚記念は因縁のジェンティルドンナだけでなく、同じステゴ産駒のゴールドシップとフェノーメノもいたので、出走していれば激アツの展開になっていたことは間違いない。
フランスでは
最強牝馬トレヴに完敗し、史上初の日本&欧州以外の出身馬による凱旋門賞制覇は成し遂げられなかった。
なお、フランスでの調整中に
帯同馬ブラーニーストーンに蹴られて鼻血を出すというアクシデントに見舞われた。
かわいそう。
そんなこんなで、陣営は有馬記念を引退レースに設定し、それに向けた調整を行った。
この年の有馬記念は、
ジェンティルドンナ、
エイシンフラッシュ、キズナ、エピファネイア、メイショウマンボ、ジャスタウェイといった有力馬が次々と出走を回避。最大のライバルは半弟の
ゴールドシップのみだった。一応G1馬に
トーセンジョーダンがおりジャパンカップでも3着と好走はしていたが、それ以外は惨敗続きだったので5番人気に甘んじていた。
そんな背景もあり、1.6倍と圧倒的1番人気に支持された。
レースでは
これぞ三冠馬という走りを披露。
最終コーナーで早めに抜け出すと、直線では誰の手も届かないところまでぶっちぎり、
2着のウインバリアシオンに
8馬身差を付けてゴールイン。
強すぎる!!これがラストランとは思えない!!!!
ちなみに…
有馬記念における最大着差は9馬身差。2003年にシンボリクリスエスが叩き出した記録である。You're just unbelievable!
レース後の騎手インタビューで池添は「僕はオルフェーヴルが世界一強いと思います」と発言。
すげー分かるぜ…
2013年も有馬記念の1勝だけだったが、フランスでの活躍もあり、
最優秀4歳以上牡馬に選出された(2年連続2回目)。
また、2015年には
JRA顕彰馬に選出された。