配信部（旧：おんJポケモン部（剣盾部））

水タイプや地面タイプを倒すためだけに悪逆非道な運営が考案した極悪な技である。

タイプ	くさ	分類	物理
威力	70	PP	20
命中	100	対象	1体選択
接触	×	優先度	0 +1(GF状態)

技説明

地面を 滑るように 相手を 攻撃。グラスフィールドの時 必ず 先制攻撃 できる。

備考

グラスフィールド状態で、使用者が着地しているときのみ、優先度+1。

「たったの70？通りの悪いくさタイプなのに？」と思うかもしれないが、この技はある特殊な性能をしている。
それは場にグラスフィールドに広がっている時、優先度が＋1されるといったものだ。つまり、ふいうちのような条件がない威力70の先制技になる。だけではない。

ここでもう一度先制技になる条件を見てみよう。グラスフィールドの効果は、草タイプの技の威力を1.3倍にするというものである。
当然グラススライダーは草タイプの技であるので、もちろんこの効果を受ける。

つまり、この技はグラスフィールド上ではあの神速を超えた破格の威力91の先制技となるのである。
他タイプの最高威力の物理技であるじゃれつくやワイルドボルトを上回る威力が先制で飛んでくるわけなので、その突破力は凄まじいものとなる。

さらにこの技、グラスフィールドが消える、またはグラスフィールドではない状態で使っても優先度が消えるだけで問題なく普通の技として使えるのだ。
この技を使う際に起こるデメリットが何一つない。
ふいうちのように読まれればすかされるというリスクもなければ、電光石火やバレパンなど一般的な先制技の倍近い威力を持つため低負担で後続を繰り出されるといったデメリットも少ない。
技を打つだけで対面無いし後続に少なからず負担をかけることができるのである(草食は除く)。

しかし、強力な技といってもそれはグラスフィールドがある場合のみであり、基本的には威力70の草物理技なので、ダイマックスを多用するポケモンでもないと採用されることは基本的に無い。ただ一匹を除いては。

その名はゴリランダー。
第8世代の草御三家であり、数多くのポケモンをこの技で対戦環境から駆逐したゴリラである。
このポケモンの特性はグラスメイカー、場に出た時にグラスフィールドを展開する。
つまり、威力91のタイプ一致先制技をいついかなる時でも放つことができるということである。

さらにこのポケモンは御三家ということもあって種族値も高く、A種族値125から繰り出される威力136の先制技は抜群どころか等倍でも致命傷を負う。
ここからもちもので火力を上げれば抜群を突かれるポケモンはこいつが出た時点で何をしても倒されるという状況になることも少なくはない。
これ以外にも、

• 先制技と相性のいいがむしゃら
• 高威力かつＳ操作もできおまけのように非接触の専用技ドラムアタック
• サイクルを回せるとんぼがえり、雑に仕事ができるはたきおとす
• 草技を半減するはがね、どく、ほのおに抜群を取れてかつグラスフィールドの半減効果を無視できる10万馬力

など、やっかいな技をいくつも覚えやがるので非常に対処が難しいポケモンである。
構築によってはこいつが草の上をツルツル滑っているだけでパーティが全滅したということもあり得る。

基本的にポケモンはどれほど有利不利があろうとも、すばやさを上げて上から倒す、タスキなどで無理やり耐えるなど最低限抗っていける方法は残されている。
しかしこのポケモンはそれらの努力を踏みにじるように上から先制技を叩き込んでくる。
ダイマなどで積んだポケモンがこいつになすすべなくやられていくのを見た人は多いだろう。
剣盾入ってカジリガメだったりオムスターだったり使いたいポケモンいっぱいいたのに草4倍のせいでまともに出せないしもっとたくさんポケモン使いたいのにこいつのせいで構築固定されるし本当にクソ

基本的にゴリランダー専用技であり、ほかのポケモンが使うことは滅多にない(もしカプ・ブルルもグラスラ覚えたらポケモン引退します)ので、このポケモンを見たら草技の一貫を作らないように構築、選出を決めよう。
幸い半減しやすいタイプではあるので、変な縛りでもなければ自然に対策ができる。
頼むからゴリランダーからグラススライダーを没収して欲しい、もしくは水や地面タイプを倒した時に自責の念で倒れてほしい。