クイタランは、ポケットモンスターシリーズに登場する図鑑No.631のポケモンである。
初登場はブラック・ホワイト。喰い足らん。
基礎データクイタラン
高さ1.4m
重さ58.0kg
分類アリクイ
タイプほのお
特性もらいび・くいしんぼう・しろいけむり
世代第五世代
種族値
HP攻撃防御特攻特防素早
8597661056665


概要

アリクイモチーフの第五世代から追加されたポケモン。
その見た目通りアリポケモンであるアイアントを主食にしており、設定上では食物連鎖カーストで上位に立っている強いポケモンという扱いを受けている。
しかし実際の対戦では餌であるはずのアイアントに上からストーンエッジやあなをほるで殴られ一方的に狩り殺されるという醜態を晒しており、取っ散らかった種族値配分による微妙な使用感も相まってネットなどでは何かとネタにされているポケモンである。
色違いは全身が黒っぽくなり身体の模様も蛍光赤色に変化する。その姿はまるで溶岩流れる火山の様で大変美しい。
色証厳選をするときは冠雪原にてシンボル湧きするポイントがあるのでそこでリセット厳選をすると良いだろう。

対戦でのクイタラン

中火力・中耐久・微鈍足といった非常に中途半端なステータスを持っているが実際に使ってみると言われてるほど弱いポケモンではなかったというのが正直な感想である。
クイタランは覚える技がそこそこ豊富で器用な戦いが可能であり、きちんと努力値を振ればそれなりに相手の技を耐えるため何かしらの仕事を遂行しやすく腐ることが少なかった。
パーティに合わせ技や努力値を自由にカスタマイズし、出てくる相手のポケモンに柔軟に対応することがクイタランを活躍させる大きなポイントとなるだろう。
なお先述の通り餌であるアイアントと対面した時はどうあがいても高い確率で負けるのでこいつだけは出てきた時は諦めて狩られよう。

第八世代で登場したマルヤクデは種族値ではほぼクイタランの上位互換でありクイタラン同様炎のムチの数少ない習得者であるため、運用するときはこいつの劣化にならないよう心掛けたい。


型の例

★両刀型
クイタランの汚い種族値を存分に活かす型。クイタランと言えばこの型を思い浮かべる人が多いのでは?
持ち物オボンのみ、フィラのみ系、半減実、とつげきチョッキ、こだわりスカーフなど
性格さみしがり・やんちゃ・ゆうかん・おっとり・うっかりや・れいせい
特性お好みで
努力値AC中心に好みで調整
候補技ほのおのムチ、オーバーヒート、がんせきふうじ、ふいうち、ギガドレイン、ねっさのだいち、かみなりパンチ、のろい他
攻撃・特殊が両方無駄に高めかつ技範囲が広いので役割破壊をしやすい。マルヤクデとは格闘技による対バンギ性能や不意打ちの有無で差別化されている。
マイナー故の読まれにくさを活かしてうまく立ち回っていきたい。
耐久力を補うためにチョッキを着てフルアタ構成で殴り合うのも有りか。


★受けポケ破壊型
クイタランの幅広い技範囲を活かす型。基本的に相手はクイタランより鈍足なので自身のSの低さも気にならない。
持ち物いのちのたま(推奨)、フィラのみ等
性格さみしがり・やんちゃ・おっとり・うっかりや
特性しろいけむり推奨、基本はお好みで
努力値AC中心に好みで調整
候補技ほのおのムチ、かえんほうしゃ、ドレインパンチ、きあいだま、ねっさのだいち、つじぎり、ギガドレイン、のろい他
上記両刀型の亜種。技構成次第だがナットレイ・ヌオー・ラッキー等を多くの受けポケを見ることができる。倒しきれるかは別として。
対ポリゴン2はB特化相手だと珠特化ドレインパンチでも確3と余裕で受けられてしまうので呪い等で火力を上げて殴りたい。
対ドヒドは相手が特殊受けだった場合は珠特化ねっさのだいちでもやけどダメージ込みでぴったり確3(最大49.9%のダメージ)となるため相手が物理受けであることを祈ろう。
個人的なおススメ構成は【性格:さみしがり、努力値:A252C92D164、持ち物:いのちのたま、技:炎ムチ・ドレインパンチ・ギガドレイン・鬼火】
これでHB252ポリ2のトライアタックを受けながら&炎ムチ→ドレインパンチで乱数1発(約6割)にもっていきつつ他受けポケに圧をかけることができる。
クイタランくらい余裕だろwと舐めて居座る相手をマイナーポケモン特有の謎パワーで破壊しつくしてしまおう。


★物理型
両刀を捨て特化させて戦う型。数値不足感が否めないが特性くいしんぼうによりチイラを食べることでそれを補うことができる。
持ち物チイラのみ(確定)
性格いじっぱりorようき
特性くいしんぼう(確定)
努力値A252、残り好みで調整
確定技ほのおのムチ、ふいうち
技候補がんせきふうじ、じだんだ、ドレインパンチ、かみなりパンチ、おにび他
相手の攻撃を受けてからのチイラ発動→炎ムチ→不意打ちのコンボを狙う型。不一致とはいえA1段階アップ+相手B1段階ダウンの不意打ちの火力は大きく様々なポケモンを瀕死に持っていける。
先制技による仕留めやすさ・くいしんぼうによるピンチ実の発動のしやすさは同じ炎ムチ使いのマルヤクデには無い強みでありクイタランの個性なので是非とも狙っていこう。
サブウェポンはお好みで。レヒレ・トドン・バンギ・ヒードランあたりを呼びやすいのでパーティと相談して選びたい。
努力値配分はH180 A252 B76がおススメ。HP奇数調整かつ陽気珠ミミッキュの剣舞シャドークローを確2耐え&控え目珠特化サンダーの10万ボルトを確2耐えすることができる。
対ミミッキュは皮のせいでムチ→不意打ちでも基本的に倒すことはできないがミミッキュがアッキを持っていた場合はムチが相手のB上昇を打ち消すので安易な受けを許さない。


★特殊型
上記物理型の特殊版。運用もほぼ同じ。
持ち物ヤタピのみ(確定)
性格ひかえめorおくびょう
特性くいしんぼう(確定)
努力値C252、残り好みで調整
優先技しっとのほのおorだいもんじ、ギガドレイン
候補技ねっさのだいち、きあいだま、ゲップ、ふいうち、おにび等
仕留めやすさは不意打ちを有する物理型に劣るものの、威嚇による妨害を受けにくいこと・呼びやすいヌオーをギガドレで狩れること・嫉妬の炎で妨害を狙えること等が強みとして挙げられる。
クイタランはAよりもCの方が高く環境的にも物理受けが多いので単純な使いやすさはこちらの方が上かもしれない。
対トリトドンの場合はH振りされただけでもC特化クイタランのギガドレを確2に抑えられるので最初は熱砂の大地等で少し削ってからギガドレで回復を狙うと良いだろう。
またあまり見ない型だがC252振りトリトドンのねっとうだと先述のH180振りクイタランが約50%の乱数で倒されてしまう。こうなってしまった場合は仕方ないので事故として割り切ろう。


★耐久型
悪くないクイタランの耐久を活かす型。
持ち物たべのこし、半減実、回復実など
性格ずぶとい、わんぱく、おだやか、しんちょう
特性くいしんぼうorもらいび
努力値好みでHBDに。H244B132D132等
優先技しっとのほのお、ほのおのムチ、おにび、がんせきふうじ
候補技ねっさのだいち、どろぼう、なげつける、ギガドレイン、たくわえる等
やけどをばら撒いてほのおのムチと岩石封じで後続に繋げるサポート特化型。
しかしこれだと鬼火も嫉妬の炎も熱砂の大地も覚えて後続サポート最強技の置き土産を使えて日照りまで残せる原種キュウコンの劣化となりがち。
クイタランの耐久の高さや「何してくるかわからない」という強みを活かすなら十分採用できる型か。

おまけ 

最速にしてスカーフを巻けばアイアントより素早さが高くなるので捕食者として狩ることができるぞ!
アイアントがスカーフやタスキを持っていた場合は知らん。

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